INF_Framework は ONnoji さん作成のフリーのライブラリです。
フォームに便利な機能を追加してくれます。
ここでは INF_Framework が適用されたフォームの便利機能を、
できるだけ簡単に利用できるように解説していきたいと思っています(?、頑張ります)。
*_info.txt の保存場所について
一つのシステムでは、プログラムやデーターは同じフォルダに入れておくというのが原則なのですが |
システムファイル:フォーム+イベント、ライブラリ 等 | ||
データファイル:編集対象表、結合表 等 |
年度別、部門別などの管理が必要な場合は別フォルダに分けたほうが便利というケースも出てきます。 |
システムフォルダ | ||
フォーム+イベント、ライブラリ等 | ||
↓ | ↓ | ↓ |
データフォルダA | データフォルダB | データフォルダC |
編集対象表、結合表 等 | 編集対象表、結合表 等 | 編集対象表、結合表 等 |
・ システムフォルダとデータフォルダを分けるという考え方ですね。 印刷用フォームは システム、データどちらに分類するかはどのようなシステムにするかといったところでしょうか。 |
・ このような場合、各データフォルダA~Cに含まれるファイル名、ファイル数は 原則同じだと思います。 (異なる場合は別システムとしたほうが良いのでは?)。 |
・ INF_Framework が作成するファイルに ” *_info.txt ” があります。 ” *_info.txt ” には フォームのサイズや位置、項目幅、保存した局所変数などが含まれます。 そして第3.2版 以降は編集対象表のあるフォルダに保存するのが既存値となっています。 データとシステムが別フォルダの場合、各データフォルダ固有の値に対応できるということです。 ※例えば フォルダAでは6月処理中、Bでは8月処理中 などの変数値保存。 |
・そこでつぎのことに留意しておきます。 データフォルダを新たに作成する場合には、既存のデータフォルダに含まれる ” *_info.txt ” を コピーしておいた方が良い(繰り越し や 新部門設立 等の際)。 ” *_info.txt ” がない場合 INF_Framework が勝手に作ってくれるので問題はありませんが、新たなデータ フォルダを対象に最初にフォームを起動した際、フォームや項目の幅などを設定しなくてはなりません。 |
*_info.txt には フォームのサイズや位置、また保存指定した局所変数の値などが含まれています。 |
*_info.txt の保存場所は、フォームの編集対象表と同じフォルダ になります。 |
⇒ INF_Framework の設定は INFmTblNameUse = 1 /* 標準設定です */ |
☆ ファイル名は フォーム名+”_”+編集対象表名+”_info.txt” |
次の設定で *_info.txt の保存場所は フォームと同じフォルダ になります。 |
⇒ *条件 ( #変数( "INFmLive" ) ) &INFmTblNameUse = 1 /* コメントアウトですね */ |
もしくは |
⇒ 条件 ( #変数( "INFmLive" ) ) &INFmTblNameUse = 0 /* 標準設定の後に追加 */ |
☆ ファイル名は フォーム名+”_info.txt” |
NULLフォーム |
&INFmTblNameUse の設定にかかわらず、フォームと同じフォルダになります。 |
【INF_Framework 第3.2版 V9 #186 + IPS_Framework V9 +VK MNU】2019.06公開版 |
■モダンINF_Framework.kev(公開版ファイルサンプル:オートINF_Framework.kev) |
**---------- <begin 標準 INF Framework 第3.2版 名札 メイン> ---------------** |
*---------- begin IPS_form 名札 メイン ---------------* |
☆ INF Framework 設定構文 ☆ |
*---------- end INF Framework 名札 メイン ---------------* |
⇒ 条件 ( #変数( "INFmLive" ) ) &INFmTblNameUse = 1 /* IPS_form */ |
**---------- <end 標準 INF Framework 第3.2版 名札 メイン> ---------------** |
■クラシックINF_Framework.kev(公開版ファイルサンプル:クラシックINF_変数受け渡し元.kev) |
**---------- <begin 標準 INF Framework 第3.2版 名札 メイン> ---------------** |
*---------- begin IPS_form 名札 メイン ---------------* |
☆ INF Framework 設定構文 ☆ |
*---------- end INF Framework 名札 メイン ---------------* |
⇒ 条件 ( #変数( "INFmLive" ) ) &INFmTblNameUse = 1 /* IPS_form */ |
**---------- <end 標準 INF Framework 第3.2版 名札 メイン> ---------------** |
〇 「フォームのサイズと位置」が再現されるには(常に再現出来るわけではありません)。
[ウィンドウのサイズ]=自動 ・「垂直位置の調整]=自動・[水平位置の調整]=自動 |
以上の場合にだけ[位置情報]と[サイズ情報]が利用されます。 |
[ウィンドウのサイズ]=フォームのサイズ ・「垂直位置の調整]=自動・[水平位置の調整]=自動 |
以上の場合にだけ[位置情報]が利用されます。※サイズ情報は利用されません |
■「フォームのサイズと位置」を再現出来るのは次の場合です。 | |
プロパティ(属性) | 設定値 |
ウィンドウのサイズ | 自動 |
垂直位置の調整 | 自動 |
水平位置の調整 | 自動 |
■「フォームの位置」を再現出来るのは次の場合です。 | |
プロパティ(属性) | 設定値 |
ウィンドウのサイズ | フォームのサイズ |
垂直位置の調整 | 自動 |
水平位置の調整 | 自動 |
従って、フォームの設定によっては、info.txt の位置情報は記録されるだけで利用されない場合があります。 |
※フォームの設定によっては info.txt はあってもなくても同じ場合があるということです。 |