オートNF_Framework の最新版は オートINF_Framework_MKII になります。
従いまして、モダンNF_Framework の最新版も モダンINF_Framework_MKII となります。

このページは、旧版の オートINF_Framework をご利用の方の参考として残しています(そのうち、アクセス不可にさせていただきます)。
最新版の解説をご覧になってください。


オートINF_Framework から モダンINF_Framework を生成する。

ここでは INF_Framework が適用されたフォームの便利機能を、
できるだけ簡単に利用できるように解説していきたいと思っています(?、頑張ります)。

ここで使用する ライブラリ は所定のサイト からダウンロードしてください。
※ INF_Framework 第3.3版 Rev.249 for 桐10 / 桐10s を使用しています。


オートINF_Framework で作成するフォームを、”指定した 表 ” の専用とする手順を紹介します。

オートINF_Framework.wfx の便利な機能を使いながら、新たなプログラムを追加できるようになります。
  ” 指定した 表 ” 専用ですので、オートではなく モダンINF_Framework となります(クラシックINF_Framework に対しての名称です)。

またグループ項目を設定する場合の方法もご案内します。


事前準備

新たなフォルダに(作成してください。ここでは Modern_INF_Framework としてみました)
ダウンロードしたファイルから次の10個のファイルを複写してください(下図 左側に表示されているファイルです)。

そして 3個のファイル名を "モダンINF_Framework" に変更します。

オートINF_Frameworkを利用するために最小限必要なファイルは
  フレームワーク の ” INF_Framework.cmx , IPS_Framework.cmx , INF_LNC.kex , INF_LNC.wfx , INF_MNU.kex , INF_MNU.wfx ” の6ファイルと
” V10s_オートINF_Framework.wfx , V10s_オートINF_Framework.kex ”( 既存ファイル名 の場合 )、
そして  第3.3版から追加された ” IPS_MV2LBX.wfx ,IPS_MV2LBX.kex ” を合わせた10ファイルになります。
モダンINF_Framework は、オートINF_Framework の10ファイルの他に、専用にする 表ファイル が必要になります。

 


1.フォーム ”モダンINF_Framework.wfx” を再定義で開いて、オブジェクトの属性を変更します。

 

1-1.イベントファイル名と、編集対象表を次のように変更します。

 

1-2.以上のように設定を変更するだけで、ご自分が作成するプログラムを追加できるようになります。

 

オートINF_Framework を ”指定した 表 ” 専用とすることで モダンINF_Framework になります。
  雛形となる モダンINF_Framework のフォームとイベントのファイルを準備しておいて
 コピー&リネーム して フォームの再定義でイベントファイル名と編集対象表を設定すれば
簡単に INF_Framework の便利機能が使え、更にご自分が作成するプログラムを追加できるフォームができあがります。
  ※ 新しいフォームとイベントのファイル名は ” 指定した 表 ” と同じ名称をお勧めします。

 


2.フォームに準備されているコマンドボタン等について

不要なボタンはワークス―ペースに移動させておきます(原則として削除しないようにしてください)。

また  は現在のエリア外には出さないようにしてください(使用時には表示されません)。

 


3.グループ項目の設定

モダンINF_Framework は オートINF_Framework を任意の表専用にしたものです。
実際の動作は オートINF_Framework と変わらず起動のたびに明細部の項目が自動設定されています。

デフォルトのままグループ項目を設定をするとグループ項目にしたソースも明細部に表示されます。

そこでグループ項目に指定したソースを明細部に表示させないようにする、には イベントを次のように設定します。

   以下のサンプルでは61行目の

**
変数宣言 局所,整数 { &ONEmGroupObjectSeek = 1 }の行を  241行目に複写し
(**-- <end 標準 INF Framework 第3.3版 名札 メイン> --** の後に複写するということです)

複写した行の先頭のアスタリスク記号( * )を取り除いて有効にします。

 

なお、コメント行になっている61行目を有効にしても同じ結果になりますが、

INF_Framework のバージョンアップによって[標準 INF_Framework 第?.?版 名札 メイン]を差し替える際には、

  34行目  ― **-- <begin 標準 INF Framework 第3.3版 名札 メイン> --**
 から
239行目 ― **-- <end 標準 INF Framework 第3.3版 名札 メイン> --**

の範囲を置き換えることになります。

※つまり61行目を有効にしていたのに、既存値のコメント行に置き換わってしまいます(リセット)。
 置き換える範囲外( ここでは 241行目 )に複写にしておけばユーザーの設定が置き換わることがありません。

次の例では性別をグループ項目にして グループ操作バーを上に表示させてみました。

最初の画像は グループ項目が明細部にも表示されています。

つぎの画像は グループ項目に設定した、[性別] の項目が明細部から除かれています。